皆さんがお金を投資した時に気になるのは「預けたお金が1年でどれだけ増えるか?」ではないでしょうか。
預けた元本に対する1年あたりの収益を「利回り(年平均利回り)」と呼んでいます。
よく聞く言葉でいうと「利息」ですね。
利息が多ければ多いほど、手元資金は増えますね。どうせなら利息は多い方が良いですよね。
ところで利息の計算方法には「単利」と「複利」があるって知ってますか??
「単利」と「複利」の違い
「単利」は、最初に預け入れた元本に対してだけ利息が付きます。
対して
「複利」は、最初に預け入れた元本に、一定期間ごとに支払われる利息を加えたものに対して利息が付きます。
はい、文字だけだとわかりにくいですよね。表にしてみましょう。
- 元本100万円、年利5%で5年間運用した場合
※利子に係る税金は考慮してません
単利で運用すると、もともとの100万に対して毎年利息が支払われますので、5万ずつ増えます。
複利で運用すれば、毎年の元本+利息に対してさらに利息が支払われるので、単利で運用するよりも約2万6000円手元資金が増えます。
長期運用すれば複利効果アップ
上の表では5年間の運用の例でした。ここまでくれば皆さんも想像されていると思いますが、長く運用すればするほど「複利」の効果は絶大です。
上の条件で運用すると、、、
- 10年後 1,622,461円 (単利運用だと1,500,000円 その差122,461円)
- 20年後 2,642,797円 (単利運用だと2,000,000円 その差642,797円)
なんと、20年で64万もの差が、、、
恐るべし複利効果。
元本を増やさない状態でこの差が出ますので、毎年積立て元本を増やしていけばさらに複利効果で金額が増えます。
投資と聞くと短期的な損得をイメージしがちですが、このように長期運用の視点を持てばあなたの投資スタイルも変わってくるかもしれません。
少しでも参考になれば幸いです!